平城宮跡を楽しむ おもしろ木簡展示の資料館 散歩もしてみよう

2017年11月1日水曜日

実体験 奈良の旅 奈良の旅プラン

奈良県奈良市にある
平城宮跡は、
奈良時代の都・平城京の中心だった場所で、
甲子園30個分もある広さの土地に、
太極殿や朱雀門などが復元されています。


近鉄・大和西大寺駅から徒歩10分程度のところにあります

フラっと足を運んで、
歴史に思いを馳せながら、
のんびりと散歩できるような場所でもあります(^-^)

そして、
そこにある
平城宮跡資料館はかなりおススメ☆

奈良文化財研究所による発掘調査・研究成果をもとに、
数々の出土品や、平城宮についてわかりやすく伝える内容の展示をしている施設です。

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奈良時代は、
日本史の授業で何度か習うパートだから親しみのある人も多いでしょう。
展示の仕方も、確かにとっつきやすい感じだった記憶があります。

そして、

展示物のボリューム (゚д゚)!!

これだけ「無料」で観れるなんて、お得すぎる!!と思いました。

私が行ったのは2014年なので、ちょっと前になりますが・・・
それでも、もし参考になれば、ということで、
感想&写真をアップしたいとおもいます。


◆古代人のユーモア?が感じられる出土品◆

常設展示は、
宮殿の暮らしを再現したコーナー(部屋の様子が家具や小道具等で表現されています)や、
出土品展示コーナー等があります。

詳しくは、平城宮跡資料館HPをご確認くださいネ。

個人的に一番面白かったのは、

木簡の展示です。

展示物を観ていると、
ガイドの方から質問を受けました。

「これ、何て書いてあると思う?」
絵に当てはめて、悪口が書いてあるらしいですw

テレビ番組でも紹介されてたようナ。

奈良時代の人もそんなことしたんですネw

会場を見て回っていると、
ガイドさんが何人か会場にいらっしゃいます。
私に声をかけてくださった方の解説は、
わかりやすくて、面白かったですョ☆

↑の木簡もそうですが、
木簡って文字ばかり書いてあるものだというイメージあったので、
絵が描いてあるものは新鮮に感じられました。

あやつり人形・木とんぼ・さいころなど
こういうので遊んでたのかナ。

顔を描いた土器。
こういうタッチで描いてたんですネ。


写真をアップするのは控えておきますが、
人間の●●物も展示されています(^^;
それ自体と、拭くために使った木のへらも。
アレ、本物なのかナ???
説明の札には、もろに「●ん●」、て書いてあったのですが。
いや、スゴいです。

次は、
宮廷の暮らし再現コーナーの写真。


鳥の入れ物みたいなの、かわいい。

私は休日に行きましたが、来館者は多くなかったです
場所柄、団体客と同じ時に来たら混んでいるのかもしれませんネ(?_?)
たまたま空いてたのかもしれないけど・・・見ごたえ十分なので、穴場スポット?かもしれません。

企画展も開催しているので、
ご興味のある方は
平城宮跡資料館HPをチェックしてみてください。

平城宮跡には、他にも
平城京について学べる施設があります。

「遺構展示館」 発掘調査で見つかった遺構を観れる

「復興事業情報館」 第一次太極殿の復興事業の紹介等

全ての施設について、
開園時間 9時~16時半(入園は16時まで)
休園日 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始

※2010年にオープンした「平城京歴史館」(復元した遣唐使船の展示、VRシアター等)は、
平城宮跡歴史公園の整備工事開始に伴い、2016年に閉館したとのことです。


◆平城宮跡を歩いてみよう◆

平城京は、唐の都・長安城をモデルに都づくりがされたということです。

特別史跡・平城宮跡の広さは、
東西約1.3㎞、南北約1㎞で、甲子園の30個分(☆o☆)!

けど、
その広さは、
「平城京全体の17分の1」ということです
(ウェブサイト「日本の史跡101選」〔企画・制作=日本経済新聞社広告局〕のページ「平城宮跡」の記述より)。
平城京自体はもっと広くて、
現在の大和郡山市(奈良市の南西隣)もその範囲に含まれていたんですよネ。

平城宮跡にあるのは・・・
 「第一次太極殿
(復元)
 朱雀門の真北約800mの位置。国の最も重要な儀式のために使われていた。

「朱雀門」
(復元)

 平城宮の正門。ここで外国使節の送迎をしたり、天皇が出向いてきて新年のお祝いをすることもあった。

「東院庭園」復元) 庭園があった場所。称徳天皇の時代に宴会や儀式が催されていたとされている。

いずれも、
開園時間 9時~16時半(入園は16時まで)
休園日 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
(平城宮跡資料館等と同じですネ)

こういった建屋もありました。



個人的に
ステキだナ(>_<)!と思ったのは、
「第二次太極殿跡」。

石の基壇が復元されています。
(大阪市にある「難波宮跡」を思い出しました。
難波宮跡にも、平らなところに、復元された基壇があります)

階段で上がると、
周囲をぐるり、360度
平城宮跡を見渡すことができます。
遠くには奈良の市街地や若草山も見えます。
平城宮跡には建物があまりないので、
清々しい景色なんですネ。

そしてなんといっても、
空を仰げます。
(※資料写真です)

平城宮跡は、
イベント開催時以外は人が多くないイメージ。

静かな中、
奈良の風を肌で感じつつ、
広大な空を思う存分観続けれるという貴重で贅沢な時間です。

なので、
晴れの日がおススメです☆


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◆平城宮跡へ向かいましょう◆

近鉄奈良線の大和西大寺駅~新大宮駅を通るとき
広大で平らな平城宮跡の上に、
北側の車窓には第一次太極殿南側の車窓からは朱雀門が見えます。

本当に迫力あります( ゚Д゚)☆
普通の、生活用途にも使われている電車が史跡の中を通るなんて・・・ユニークな例のような気がします。

ここで改めて、
平城宮跡のアクセスについてもメモしておきます。

平城宮跡のアクセス情報は、
ウェブサイト「奈良公園 平城宮跡 アクセスナビ」(http://www.nara-access-navi.com/)が
まとまっているのでおススメです。

・徒歩、公共交通機関、又は自動車によるルート
・お手頃価格&平城宮・奈良公園を巡るなら便利な「ぐるっとバス」(期間限定のフリー区間の一日乗車券やパーク&バスライドの案内も)

 ・・・などが載っています。

徒歩ルートだと、
最寄り駅・大和西大寺駅南口から、
途中まで近鉄奈良線の南西側を進んでいって、10分程度。

大和西大寺駅奈良線・京都線・橿原線が使えるし、特急も停車する大きな駅なので、
駅周辺は車通りが多いかもしれません
歴史は残されつつも都市化も進んでいるエリアだと思いますし。

また、
私はナゼかいつも駅北口からスタートし、
「ならファミリー」の横を通って、
県道52号線・104号線沿いを歩いて行っていたのですが、
52号線・104号線は
車通りが結構多かったですネ。

なので、
平城宮跡は
大和西大寺駅から徒歩圏内にありますが、
気を付けてお出かけくださいネ。


◆平城京めも◆

最後に、
平城京に関する歴史について、
ちょいとめもしておきます。

710年に元明天皇が藤原京から平城京に遷都したことで、
飛鳥時代から奈良時代へ移りました。

平城京は、2回、都になっているとのこと。
(高校で日本史Bを選択していたので、聞いたことがあるようナ、ないようナ・・・( ´_ゝ`) )

まず、740年に、平城京から恭仁京へ遷都。
そして、745年には、紫香楽京から、平城京へ戻されれます。
これらは、聖武天皇の在位期間(724年~749年)にあたります。

「聖武天皇」といえば、
日本史のテストで絶対にわかってなきゃいけない、超重要人物ですよネ。
奈良観光でもよく名前が出てきます。

けど、私の頭の中は日本史の知識がかなりこぼれ落ちてしまったので、
聖武天皇についても軽くめもしておこう。

・奥さんは光明皇后
・貴族同士の権力争い、疫病の流行等を理由に何度か遷都を実施
・仏教を信仰。全国各地に国分寺、国分尼寺をつくった。
・東大寺大仏を建立
・天平文化が栄えた
・東大寺境内の正倉院には聖武天皇の宝物が保管されている