「買っていい一流マンション ダメな三流マンション」(碓井民朗 著)読みましたっ

2020年11月1日日曜日

マイホーム・不動産

長年分譲マンション設計を手掛け、
マンション購入を検討する人の相談等も実施してる
一級建築士・碓井民朗氏の著作。
「買っていい一流マンション ダメな三流マンション[新版]」(碓井民朗 著・ダイヤモンド社・2016年5月26日第一刷発行)

おススメ度 ★★★★★(★5つ中)

コチラの本は、
購入検討対象となるマンションについて鋭くチェックしていくうえで大変役に立つ思います!

私が特に参考にしたのは、
マンションの構造に関する記述部分。

たとえば、

 ・戸境壁(こざかいかべ。住戸と住戸の間の壁)について。音の問題において、必要最低限の厚み・構造

 ・間仕切り壁(住戸内の部屋間の壁)について。遮音性の点において、使われていてほしい石膏ボードの厚み、石膏ボードの入れ方。

 ・上下階の騒音問題においてポイントとなる床のスラブ(コンクリート版)の厚みや梁間面積(梁で支えられている面積)。

・・・といったことが書かれています。

結構な情報量が詰め込まれた一冊ですが、
分かりやすい文章なので、読みやすいですョ。

また、
分譲マンション建設における業界の事情(設計から建設段階の状況等)も書かれていて、
面白いです。

マンションの購入を検討している方に是非おススメしたい一冊です。

※ただし、

こちらの本で記述されている”一流マンション”の条件全てに当てはまるようなマンションは・・・・・・


かっなりお高いマンション( ゚Д゚)!のハズです。


私がこれまで見てきた・調べてきたマンションの中では、
こちらの本に記されている”一流マンション”の条件のうち、よくて、
1/3ぐらい当てはまっている物件があったかも?という程度です・・・。

けど、
このマンションはここにはお金をかけていて、この部分は節約しているのかもネ、
ということを推し量ったりできるので、
やはりコチラの本に記された良いマンションとは?という知識は、
マンション選びに役立つと思われます。

(当記事について:2018年1月27日作成・2020年11月1日加筆修正)

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