【肩の力抜いて本を読みたい】①「ケーキ王子の名推理」七月隆文 著

2020年11月11日水曜日

読書の習慣がない私ですが、ごくたま~に本を読みたくなる。
そういうときは、たいていの場合、小難しい本や深刻な話とかではなくて、
肩の力を抜いて読める小説を欲してますネ。

いや、この世には肩の力を抜いて読める小説なんてないョ・・・なのかもしれませんが、
あくまで、文章をさらっとなぞるぐらいの読解力しか持ち合わせてない私が、
ストレスフリーwで読めました、という点にご留意くださいネ。

たとえばコチラの作品。
「ケーキ王子の名推理」(七月隆文 著・新潮文庫

表紙のキャラクターの絵が大変魅力的です(*´▽`*)

この本を手に取る前に、書店でこのシリーズのイラストを見たことがあってネ。
男の子、イケメンだし。女の子、イイ感じにカワイイし。読んでみたいナーて長らく思ってて。


私はイラストから入っちゃったので、このお二人のビジュアルを想像しながら作品を読んじゃいました。

なお、表紙のイラストの書き手さんによるイラストは、表紙のみ・・・!なンですネ。
残念なのか、かえって想像を掻き立てられてイイのかw

主人公の女の子・未羽(みう)ちゃんは女子高生。
東京・自由が丘へ遊びに行けるような立地にある高校に通ってるということなンでしょネ
(ウラヤマシイ!)。
で、タイトルの「ケーキ王子」とは、颯人(はやと)くんのことを言ってるンでしょうネ。颯人くんは未羽ちゃんと同じ高校に通ってて、学校一のイケメン。パティシエの修行中。
本作では、未羽ちゃんと颯人くんの偶然な出会いからはじまるンですが・・・名推理だけの話じゃないけど、事件も起きるョ。
章ごとに異なるスイーツが登場します。

それにしても未羽ちゃんって、男女ともに嫌われないタイプだと思うの。いや、物語の冒頭は、あんな感じで始まるけど(;'∀')
のほほんとしてるけど、見せびらかさないかしこさがある感じ? でもずる賢さでは決してない。読んでいてほっこりです。

そして颯人は、イラストのビジュアル通り(?)、クールな王子。
いや~ フィクションのキャラクターとしてはすごく好み(*´▽`*)
現実世界で身近にいると・・・うーん、私はビビりなので絶対に声をかけるとかできませんねw

でも颯斗くんはクールさで塗り固められてるってわけじゃないんだナ、ていうのは、序盤からチラリと見えてるンだ・・・序盤のネ、学校でのエピソードなんですけどネ・・・そこ、すごく好きなくだりなンですけど(*´▽`*)、ネタバレになっちゃいそうなので、これ以上は書かないほうがいいンだろナー

とにかく、お二人とも、ほっこりと見守っていたくなるキャラクターなンですネ。なので猶更読みやすい☆彡

名推理ということなので、事件も起きるし、人間の嫌な部分が全く描かれてないわけではない。・・・けど!そんなにズシーンと重たくのしかかってくる感じではなく・・・全体的に、表紙のパステルカラーのイラストからくるイメージを裏切られない感じだと私は思います。

それにしても、高校生の時点で既に一生の仕事にしていけるようなことに真剣に打ち込んでいる颯人くん・・・すごいナー
自分も時間を巻き戻せるなら巻き戻すべきなのかも・・・て思っちゃいますネ。

続編がたくさん出てるみたい。二人の前に今後どんなことが起きるのか、気になるので読みたいですネ☆

肩の力抜いて読めるレベル ★★★★★
(★5つが最高)

読んだ年月:2020年7月ぐらい

スポンサーリンク