奈良の鹿の歴史をピックアップ 「月刊大和路ならら 2019年1月号」を読んだョ

2019年1月25日金曜日

奈良の本・作品

奈良のカルチャーマガジン「月刊大和路ならら」2019年1月号の特集は、
ナント奈良の鹿さんだョ!!

表紙の写真は、エサの木の実(ドングリ?)が撒かれている。それを食べる鹿さん。
ステキな写真です☆o。..:* ☆.。
【月刊 大和路 ならら 2019年1月号】
(地域情報ネットワーク/定価500円)
「特集 角角鹿鹿で奈良の鹿のはなし」

私も鹿さんたちが好きなので、コレは必読ダ!!と思って、
何とか書店で最新号として並んでいるうちに買えました(^_^;)

奈良公園の鹿たちは、古来神の使い(「神鹿」)と言われていて、
国の天然記念物「奈良のシカ」として登録されています。
現在約1300頭が確認されていて、
奈良公園へ行ったら何頭もの鹿と会えるので、奈良といえば鹿というイメージがあります(^^)

奈良における鹿をテーマとした出版物はイロイロ出されてますが、
2019年1月号の「ならら」では、半分ぐらいは奈良における鹿の歴史について重点を置かれて書かれてある印象を受けました。
そしてナント・・・奈良公園の天然のお掃除屋さんであるフンコロガシについても取り上げられてます☆ それもまぁまぁボリュームある記事で、フムフムという感じで読みました。

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2019年1月号の特集では、
現在の奈良公園にあたる地域における鹿にまつわる歴史が紹介されています。
奈良の鹿に関して読まれた歌が万葉集に収められていること、
神鹿思想のはじまり、
鹿(神鹿)の命を奪う行為をした者は非常に厳しく罰せられた時代があったであろうということ、
時代の変化に伴い、鹿の置かれた状況も揺らいだこと、
鹿の角きり・鹿よせがはじまった経緯・昔のやり方、
鹿の愛護会の前身団体が生まれた経緯など・・・・・・・

いつも奈良公園に居る鹿さんをカワイイナと思いながら見ていた者からすると
衝撃的な歴史についても少し触れられています。
でも、そういう歴史的記録があるなら、知っておかなければ・・・と思います。

奈良のシカの保護活動に取り組む「鹿の愛護会」さんの話も取り上げられています。
鹿の愛護会さんは、鹿に関する通報があったら全て駆けつけられているようです。通報は夜中の場合もあるとか。

野生のシカがたくさんおり、人と触れ合える場所が都市部のすぐそばにあるのはすごいこと、とは度々指摘されていますが、
そういう場所が今もあることについて、鹿の愛護会さんが果たされている役割は非常に大きいのでしょうネ。
奈良のシカと人のこれからについて、愛護会の職員の方々のコメント(インタビュー記事「奈良のシカと人と」終盤)が、永遠の課題のような気がしました。


うってかわって、コチラは私は今回初めて知った情報ですが・・・

「ならまち糞虫館」という、
奈良公園や世界各国の糞虫(フンコロガシ)の標本が展示されている施設が
2018年、奈良市南城戸町にオープンしてたンですネ。
そちらの館長さんが、奈良公園に生息する糞虫の特徴、奈良公園で糞虫が果たしている役割などについてお話されているインタビュー記事も載ってますョ。
普通のオオセンチコガネは体が赤金や赤緑なのに、奈良公園のものはなぜが青い。不思議☆
鹿が食べてる物も関係してるのかナ???とか、イチ素人の私は想像したり(^_^;)・・・・・
次、奈良公園へ行ったときは、ドキドキしながら地面をチェックするかもしれません。
鹿さんって草しか食べてナイから、そこまで、うぅ・・・!という感じでもない気もするし?!
ならまち糞虫館は、ディスプレイのされ方もデザイン性があるみたい。グッズ、どんなのか気になる☆
奈良へ旅行した際は是非覗いてみたいです。

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