風土記の丘資料館 房総のむら ハニワと古墳がいっぱい☆

2020年1月26日日曜日

ハニワ(埴輪) 関東の遺跡

歴史的なまちなみが再現されていることで有名な体験博物館「千葉県立房総のむら」は、
千葉県内で出土された考古資料が展示されている「風土記の丘資料館」があり、
古墳が集積している場所でもあるのです。
つまり、埴輪もたくさん観ることができます。
・・・ということで、私はこないだ行ってきましたが、ハニワや古墳に興味がある方々にはきっと有名な場所なのでしょうネ。

房総のむら入館後、一目散に向かったのは「風土記の丘資料館」。

所在地 千葉県印旛郡栄町龍角寺1028 (房総のむら)
(バス停「房総のむら」・「ドラムの里」から徒歩3分。
風土記の丘資料館への近道はバス停「風土記の丘北口」から徒歩5分)

房総のむらの入館料は一般300円。
駐車料金は無料

玄関先から埴輪が出迎えてくれます☆
・・・・・・たまらん!!

そして展示エリアも埴輪スタートです。
じゃ~ん!


竜角寺古墳群大101号古墳(古墳時代後期・6世紀前半頃。円墳)出土の埴輪
この古墳自体も房総のむら敷地内にあります。

鹿の埴輪




「101号古墳復元写真」
このアト現地へ観に行きましたョ。

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第1展示室には浅間山古墳石室の復元模型もあります。
中へ入れます。

千葉県は実は古墳がすごくたくさんある。
黄色いシールが古墳。

しかも、47都道府県のうち上位に食い込むほどの数だとか。
東京の隣だし、都市のイメージが強いので、意外。

このように、第1展示室では、龍角寺古墳群を中心に、県内の古墳から出土した遺物が展示されています。

ところで、コチラの写真が気になったのですが・・・
馬に人が乗ってる埴輪!! こういうタイプ、私は観たことないです。
ざっと検索したところ、実物は群馬県で観れるッポイです・・・観たい!!

展示エリアの2階へ上がると・・・
1階は吹き抜けになっているので、通路はぐるりと壁沿いにあります。
その通路沿いでは、「資料保管室」や「研究室」がガラス越しに見えます。

ユニークな見せ方ですよネ。
糸魚川の「フォッサマグナミュージアム」を思い出した。

房総のむらを上空から撮影した写真

千葉の印旛沼で発掘されたナウマン象の復元骨格(複製品)。

そして、2階にある第2展示室は、縄文時代~奈良・平安時代の人々の生活を、千葉県内の集落遺跡の出土品を通して解説。

・・・・・・いくらでも時間費やせそうな感じだった!! 
展示エリアは広すぎないけど、ぎゅっと詰まってるもの。
でも、ツレを待たせるわけにはいかず(^^; 


アト、「レンズをとおした房総のむら」という写真展も開催されてたョ(会期:2020年2月24日まで)
プロ・アマのカメラマンが房総のむらを撮影した写真を展示。その中でとっても気になるものがあった!!
それは、草むらに隠れてるかのような埴輪群の写真と、土器が焼かれている様子の写真です。

風土記の丘資料館受付には、埴輪グッズも並んでいます。
そして、このような展示が・・・

<風土記の丘資料館の体験教室でつくれるもの>
え~~~埴輪作り体験でここまで作れるの?? でも水鳥とか、初心者には難しすぎる気がするけど・・・

なお、コチラは房総のむらの案内所にあった展示。
ハート形土偶も、初心者には難しいンでしょうネ。

そして、原始時代や古代関連の見どころは、風土記の丘周辺にもあります。
資料館建物のスグ前に石室の展示。斬新。
瓢塚41号墳石室(現在の成田ニュータウン内、加良部にあった古墳の石室)
竜角寺古墳群第108号墳石室

竪穴式住居の展示も資料館すぐそば。

風土記の丘資料館の西側は、古墳が集積している古墳広場です。古墳のそばまで近寄れます。
古墳のあまりにもの多さにびっくり。
どこまで歩いても古墳、古墳・・・という感じで。 



さほど高さのないこんもりしたところが古墳であったりします。

本来なら、古墳がある一帯をすべて歩いて回りたいところですが(^^;
時間が押していたので。
いったん駐車場に戻り、
古墳広場からは離れた場所にある「岩屋古墳」、「101号墳」などを観に行きました。

<房総のむら 案内図>
古墳めっちゃ多いでしょ

駐車場から岩屋古墳・101号古墳方面へ向かう道すがらに見た風景。道路沿いにこんもりしたところが何か所も。それらも史跡なのでしょうネ。

「岩屋古墳」(龍角寺105号墳)

国史跡
時期/7世紀中頃 方墳 一辺/78m 高さ/13.2m 三段築成
埋葬施設/切石積横穴式石室東西2室
龍角寺の創建に係わり、後の埴生郡司につながる印波国造一族の墓と考えられている・・・・・・とのこと。

岩屋古墳の西石室と東石室の案内もあります。


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そしてコチラが「龍角寺古墳群第101号墳」です。

円筒埴輪、人物・動物・家などをかたどった形象埴輪がある古墳。
築造当初は墳丘の周りに2重の周溝をめぐらせた円墳だったが、後に内側の周溝の一部を埋めて、新たに埋没施設を築いた。また、もともと内側の堤から墳丘側に張り出した台状部があったようだ。
円筒埴輪は120個体以上あり、墳丘をめぐっている。形象埴輪は30個体あり、台状部両脇の堤に集中している。このような出土状況をもとに埴輪の位置を復元した。人物埴輪は、盾持ち武人・椀を捧げる女子・帽子を被る男子など、動物埴輪は馬・鹿・犬・猪・水鳥がある。これらの埴輪は、死後の世界との境界や葬送の儀式の様子を表したものと考えられる・・・・・・とのこと。

おお~~~!!







風土記の丘資料館などがある「房総のむら」は、JR成田線の駅からバスで向かう場所。
公共交通機関で行けるけど、東京からちょっと遠い印象もある・・・けど、埴輪や古墳に興味のある人は必見!な場所な気がしました。

訪問年月:2020年1月

※その他の房総のむらの様子
「房総のむら 江戸時代の商家のまちなみは堂々たる存在感 安房の農家 ドラムの里で産直・飲食」(2020年1月27日付)

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