白根記念渋谷区郷土博物館・文学館 渋谷でナウマンゾウの化石発掘! 江戸時代の生活道具展示 忠犬ハチ公関連の展示も

2019年4月10日水曜日

関東の遺跡

東京都渋谷区の歴史資料を展示している「白根記念渋谷区郷土博物館・文学館」へ行ってきました。


入館料は一般100円、小中学生50円。

所在地 東京都渋谷区東4-9-1
(都営バスの場合、バス停「国学院大学前」から徒歩2分。ハチ公バスの場合、バス停「郷土博物館・文学館」下車スグ。又は、渋谷駅から徒歩約20分)
 

渋谷と言うとオフィスビル街や繁華街のイメージがありますが、
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館がある辺りは、すごく落ち着いた雰囲気のエリアです。

渋谷区HPによると、
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館は、「白根記念郷土文化館」(故白根全忠氏から区に寄贈された宅地、邸宅をもとに、 区に関する資料の保管・展示の場として利用に供されてきた施設)を全面改築したものとのこと。

私が行った2019年3月19日時点では、
1階の特別展示室は、昭和に開催された東京オリンピック関連の展示、ひな人形の展示、忠犬ハチ公関連の展示など
2階の博物館では、渋谷区に関する考古学・歴史・民俗などに関する展示がありました。

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・・・個人的にやはり気になるのは、古墳時代ぐらいまでの渋谷区について。

まずは2階の博物館の展示についてです。

なんと埋蔵文化財に触れます(☆o☆)!
というか、私、埋蔵文化財に触ったの初めてくらいかもしれない???

なんと、渋谷区ではナウマン象の化石が発見されたことがあるンですネ。
そのうちの一件は、1971年、地下鉄千代田線の工事中に発見されたもの。
原宿駅神宮橋地下約21mの地点にあったンだって。
その化石が見つかった場面を再現された模型が展示されています。

また、千代田線工事中に出てきた貝の化石の紹介もアリ。
渋谷は地上から約20m掘ると、そのような貝が出てくるンだって・・・すごく大昔の頃、渋谷は海の底だったらしいです。

そして、渋谷区は、今や大都会だけど、遺跡が何か所も見つかってます。
縄文時代以降の遺跡の紹介もありましたョ。

古墳時代と比べると、だいぶ最近な感じがする(??)江戸時代関連の展示も面白かったナ。
この一画は、靴を脱いで上がります。
実際に触れる展示物も一部あります。

たとえばコチラ。
コレは見るだけだったと思うけど。
「房楊枝」(ふさようじ)というもので、江戸時代の歯ブラシ。
材料はヤナギ、クロモジ、カンボクなどの木。
刷毛のようになっている部分で歯をこすって磨き、
反対側の尖った部分で歯に詰まったものを取り、
柄の部分で舌をこすって、舌のざらつきを取るような品物だそうです。

コチラは昭和初期の住宅の紹介。

オリンピックのトーチの重さを体験できます。
昔のオリンピックのトーチを体験できるものなのだと思います。
持ってみて・・・どうだったかナ??? 走りながら持っていてラクラクという感じの重さではなかった気がする。

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では、1階の特別展示室について。
印象的だったのは、忠犬ハチ公関連の展示。
忠犬ハチ公の話は、映画や絵本を通して概ね知ってはいましたが、
渋谷駅前のハチ公像の歴史や、ハチの葬式について、ハチの飼い主の上野英三郎教授に関する展示は、知らなかったことが多く、とても興味深かったです。
そして今回は、新たに発見されたハチの写真の紹介もありました。
ハチ公と渋谷駅を一緒に写真撮影できるスポットもありました。


なお、
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館の建屋前には、
「庚申塔」と「阿弥陀一尊図像板碑」があります。



訪問年月:2019年3月

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