【釈迦堂遺跡博物館】土偶・土器・古代の遺跡好きにはたまらない☆彡フォトジェニックな展示施設(笛吹市・釈迦堂PA)

2022年6月15日水曜日

関東近辺の遺跡

山梨県は縄文時代の遺跡が約1900か所もあり、
全国でも有数の芸術性の高い縄文土器や土偶の宝庫とのこと。
山梨県は「縄文王国山梨」としてPRしているみたいですよ。

・・・ということを私が知ったのはつい最近。
2022年4月、笛吹市へ桃の花を見に行った際、やけに遺跡が多いことに気づいたからです。
実際、桜の名所であり桃畑も望める「笛吹市八代ふるさと公園」には遺跡が復元されています。
※博物館からクルマで14分程度の場所です。
 →◆「【笛吹市八代ふるさと公園】岡・銚子塚古墳 盃塚古墳【山梨県】」(2022年6月29日付)

きれいに整備された芝生広場の一画に前方後円墳などがあり、その上に上って、南アルプスや甲府盆地を眺めたりできる、美しい公園です。
そして、中央道下り線「釈迦堂パーキングエリア」から階段で上っていける場所には、
釈迦堂遺跡の出土資料がずらりと展示されている「釈迦堂遺跡博物館」もあります。
・・・前回釈迦堂PAへ来たときは、別に目的地があったので、行けずじまい・・・まさか、今回入館できるとは思わなかったので☆彡(ドライバーのツレは古代の遺物に私ほどは興味ないのです)。
釈迦堂遺跡博物館内にある垂れ幕。インパクト大

なお、釈迦堂遺跡は、昭和55年2月8日~翌56年11月15日、中央自動車道建設に先立って延べ2万人以上が参加した発掘調査が実施されました。結果、旧石器時代、縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代の住居や墓、多量の土器、土偶、石器などが発見。特に縄文時代の資料が豊富とのこと。
釈迦堂遺跡の場所は、
笛吹市一宮町と甲府市勝沼町にまたがる京戸川扇状地の扇央とのことです。

・・・山梨には他にも考古資料が充実した展示施設がありますよね。行きたいー こういうときは運転できれば!と思いますよねー(あと、経済力)。

で、実際に入って、観てきて。
釈迦堂遺跡博物館・・・めっちゃ面白かったです(≧▽≦)!

とにかく土偶や土器の展示点数がとっても多いですし、
土偶など博物館でよく見かける古代の遺物などの基本についてわかりやすく解説されています。
展示の仕方も今風(?)な、興味そそられる感じにされていマス。
フォトジェニックスポットも大変充実☆彡
土偶や土器などの遺物に興味がある方は是非オススメしたくなる博物館です。

では現地の様子をチラリ。

2022年4月上旬の訪問。花桃がキレイです(実は向かい側は花桃の名所です)。

【釈迦堂遺跡博物館】
所在地  山梨県笛吹市一宮町千米寺764
入館料は、一般・大学生400円。小中高生200円。
※最新情報・詳細は釈迦堂遺跡博物館HPをご確認ください。

博物館へは釈迦堂PAから階段を上って向かうこともできますが(結構な傾斜だった覚えが(^^;)、
下道から直接行くこともできます。博物館の駐車場もアリ。

釈迦堂遺跡博物館では、縄文時代中期の土器・土偶などの5599点の国指定重要文化財を収蔵・展示。
常設展では圧倒的な数の土偶・土器を様々な角度から見学できます・・・とのこと。
・・・土偶(しゃかちゃん)は、
釈迦堂遺跡で出土した縄文時代中期の土偶。
しゃかちゃんは愛称だと思います。
なお、ミュージアムショップではしゃかちゃんの土偶やストラップなどが販売されてますよ。
このときの企画展
「Dogu 360°―峡東の土偶―」(令和4年1月19日~5月23日 ※すでに会期終了)。

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エントランスにもおっきな・・・しゃかちゃん?

窓際に土器・土器・・・・・・

では、まず常設展(2F)の様子から。

※常設展と、このときの企画展ともに写真撮影可能でした。

すごいでしょ? 従来の、考古学遺物の展示フロアのイメージを覆すような感じがするのですが☆
とても細かい出土資料。
1個1個は小さいですが、こうしてずらりと並べられていると圧巻です。

先ほどの
土偶(しゃかちゃん)と、土偶(しゃっこちゃん。縄文時代中期 釈迦堂遺跡出土)は、また別のガラスケース内に並べられて展示されてますよ。現地で是非☆彡

全国と釈迦堂の年表。こういうのがあるとわかりやすい・・・とはいっても、昔すぎる(^^;

土偶の作り方の一つ「分割塊製作法」。

瓶みたいな土器がずらりと展示されているあたり。階段みたいになってる。ステキですネ。
今の時代だったら花瓶として飾られてそうなデザイン。
どれが特にビビッとくるかしら・・・と思いながら眺めてました。

深鉢形土器(縄文時代中期中庸 釈迦堂遺跡S-Ⅲ区F-8,G-8)

常設展の部屋を出たところ。土偶に触れるコーナー☆彡 持ってみたら重かった覚えが。

展望ロビー

そしてコチラは企画展「Dogu 360°―峡東の土偶―」(※既に会期終了)。
甲府盆地の東側は「峡東(きょうとう)地域」と呼ばれていて、釈迦堂遺跡のほかにも複数遺跡があり、数多くの土偶が出土しています。
出土した土偶は一点一点姿が異なります。それらを前後左右、じっくり鑑賞できる展示をした企画展です。

土偶(縄文時代中期 笛吹市境川町 前付遺跡)
後ろからも
横からも鑑賞できました。


ミュージアムショップに居るしゃかちゃん。マスク着用。
土偶やクリアファイル、ストラップなど。グッズは魅力的なラインアップ。
私はコチラの土偶クリアファイル(400円)を買いました。


日本各地の展示会ポスター。古代テーマの。・・・行きたくなる(*´▽`*)!

博物館の外は、キレイなお庭

釈迦堂PAが眺めれます。たぶん・・・上り線のほうですよネ?
そしてこの眺めが望める場所(広場)には住居跡模型などがあったのかもしれない(前掲の看板にあるマップによると)。次回釈迦堂PAへ行ったときにチェックしたいと思います。

博物館の前面道路あたり。車止めやフェンスも古代のデザイン

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