【八幡平遺跡】町田ビューを望める高台にある遺跡(2024年3月下旬)

2024年5月29日水曜日

関東の遺跡

東京都町田市にある「八幡平遺跡」は、縄文時代の集落跡「高ヶ坂石器時代遺跡」の一画を成すとのこと。
高ヶ坂石器時代遺跡は、牢場、稲荷山、八幡平遺跡の3地点から構成。
牢場遺跡は成瀬街道沿いにあり、縄文時代後期の敷石住居跡が覆屋をかけて保存されていマス。
 →◆「高ヶ坂石器時代遺跡(町田)縄文時代の遺跡がバス通り沿いに【追記:2019年4月15日付】」
 ・・・この頃は、八幡平遺跡はまだ工事中だった。
牢場遺跡に隣接してる稲荷山遺跡は、縄文時代後期~晩期の配石遺構で、現在は埋め戻して保存。埋め戻した場所の上に以降の様子が再現されているとのことです。

今回観に行ったのは、「八幡平遺跡」(2024年3月下旬)。
成瀬街道から少し北側。すぐ近くに芹ヶ谷公園という立地で、なかなか眺めの良い高台にありマス。

私は高ヶ坂交差点にて成瀬街道から逸れて北上。しばらくずっと道なり。坂道になっていきマス。
グーグルマップで見た限りですが、バス停「高ヶ坂」が近くにあるY字の左のほうの道を使っても行けるっぽいですが、私はほぼずっとバス通りを進みました(神奈中の路線のようです)。

そして、芹ヶ谷公園駐車場(冒険遊び場前駐車場)付近の柵。道しるべ(貼り紙)あり。

そうなのです。芹ヶ谷公園東側の入口も近い場所なのです。
駐輪場もある。
チャリを停めて、てくてく。


ホントすぐのとこ。見えてますネ。

コチラが八幡平遺跡。

スロープあり。

敷地内の東屋。
ハイキングのよき休憩スポットかもしれない。
案内板によると・・・
八幡平遺跡では、石を敷き詰め炉を伴う遺構(敷石住居跡)が確認されています。
敷石住居は、縄文時代中期~後期にかけ、東北地方南部・関東地方・中部地方にみられ、一般的な住居とする説や祭祀に関する特殊な建物とする説あり。
1926(大正15)年2月24日、高ヶ坂石器時代遺跡が敷石住居跡の発見第一号として国の史跡に指定。
・・・・・・そして年月が過ぎ、遺跡は再整備で保存が図られたみたいですネ。


こちらでは発見された敷石住居跡は埋め戻され、その上に再現されているものとのこと。
縄文時代中期(約4500年前)の敷石住居跡。住居は直径3.45m、中央に石囲炉を設け、炉を構成する礫のうち一つは石皿が転用。2014年の再調査では、南東へ長さ2m、幅1mの張り出しが認められ、円形ではなく柄鏡形であることがわかった。
・・・とのこと



一帯は広々。
そしてめちゃくちゃながめがよい。
町田の住宅街が一望できマス。
横浜・長津田駅前のタワマンも見えマス。
ツレに写真を見せたら、まるで「●ラえもん」に登場する裏山みだいだねえ、と。


ほかの高ヶ坂石器時代遺跡との位置関係

立入禁止エリアあり。

【八幡平遺跡】
所在地 東京都町田市高ヶ坂2丁目2
(バス停「団地入口」から徒歩2分)