映画「再会の奈良」。
タイトルからして、こりゃ、観るっきゃない!という作品ですネ。
「再会の奈良」は、なら国際映画祭プロジェクト「NARAtive(ナラティブ)」の2020年作品。
監督は、中国出身で新進気鋭の若手監督・ポンフェイ氏。
河瀨直美氏とジャ・ジャンク―氏という映画監督のお二方がエグゼクティブプロデューサーを務めたとのことです。
そして、奈良県御所市がメインロケ地。
映画のストーリーとともに、風景にも注目しながら鑑賞させてもらいました。
「再会の奈良」パンフレット
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なお、私は、映画「再会の奈良」を
横浜市中心部にあるミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」で観てきました(上映期間:2022年2月19日~3月11日)。
※映画館によって上映期間は異なります。
映画「再会の奈良」の「あらすじ」を簡単に言うと(ネタバレなし)・・・
2005年、中国から陳ばあちゃん(ウー・イエンシュー)が、孫娘のような存在のシャオザーを頼って、来日します。陳ばあちゃんの養女で中国残留孤児の麗華(イン・ズー)を1994年に日本に帰したが、数年前から連絡が途絶えていたので、心配して探しに来たのです。麗華探しを始めた2人に、偶然の出会いで現れた元警察官・一雄(國村隼)が手伝いを申し出ます。奈良・御所を舞台に、言葉の壁を越えて、3人の麗華探しの旅が始まります―――
ではネタバレは極力ナシに努めて感想を・・・
・・・でもどこまでをネタバレというのかわからないですし、
そもそもネタバレ無しだと感想を書くのが難しいので、
書ける量があまりないのですが・・・
中国残留孤児という重いテーマを扱うストーリーであるものの、
主要登場人物の方々や奈良の風景が醸し出す雰囲気によって、スッと、映画を追っていきやすかったです。でも観終わった後、心の中で考えたり、改めて認識したことは確実にあります。
実際に、一見平和・平穏であるような社会においても、様々な重いテーマが存在しているということを考えると、
重いテーマというのは、押しつぶされそうなほど重々しい雰囲気の中、登場人物全員がひどく深刻な顔をして伝えることだけが唯一の方法ではないと、改めて思いました。
では、ロケ地(作中の風景)について、思ったこと。
※ここからはどこの風景が映っているかを記します。
この点についてもネタバレなしのほうがよい方は、ココで読むのをストップしてくださいネ。
時折挟まれる風景で、電車が走っているものがあります。
メインのロケ地は御所市なので・・・あの駅へたどり着く単線は、しかも終着駅のようなので御所駅かナ?とか。
アーバンライナーっぽいのが映ったけど、御所市内でアーバンライナーが通る場所ってあるの?(無いンだったら、そのシーンについては御所市外がロケ地ということになりますネ)とか。
御所市内の集落を歩くシーンでは、あ、ここは酒蔵付近の道だよね、とか思いながら、観てました(^^)
御所市と言えば葛城古道。
葛城古道は、奈良県と大阪府の県境にある金剛山と葛城山の東側山裾に沿って南北に通る古道。5世紀ごろ、この辺りで栄えていた豪族たちが往来していた道とされていて、周辺は古事記や日本書紀に登場する神話の舞台としても知られています。
沿道には寺社や集落、田園風景などが広がっています。奈良の風景好き&ハイキング好きにはたまらない観光コースです。
作中では、葛城古道のとある一画らしき場所がピックアップされてるのですが、もしかしたら私、実際にそこを写真撮影したことあるかもしれない???(勘違いかもしれないけど(;'∀'))とか思っちゃったりしました(過去の写真データ、調べてみようかナ???)
私は関西在住時、奈良へはたくさん観光しに行きました。御所市へも何度か。
実際に足を運んだことがある場所が映画で観られるのって、面白いですネ。
けれど、当然ながら、どこかわらない場所もたくさん出てきました。
・・・なのでもっとロケ地情報を知りたくなっちゃう(^^;
最後のエンドロールで、ロケ地又はスポンサーが細かく綴られていたのかもしれませんが、
映画館の売店で購入したパンフレットにはロケ地についてはさほど記されてませんでした。
・・・イチ奈良好きとしては、パンフにもロケ地情報がそこそこ載ってたらウレシイナー(*´▽`*)と思うのですが、難しいのかナ~
なお、ネットで見つけたチラシ(「ディスカバーGOSEキャンペーン 令和3年12月15日~令和4年2月28日」)には、『映画で観る御所の魅力 「再会の奈良」ロケ地を巡る!』というツアー情報が載っていて。そのツアーで巡るコースに連ねられている場所(≒ロケ地?)は、参考になりそうです。
なお、ロケ地だけでなく、映画に登場したお酒も気になりました。
最初のシーン。居酒屋で、カウンターに酒瓶がずらりと並んでいるのですが・・・どこの銘柄なンだろ(・・)?と、目を凝らして見てみたけど、ワカラナカッタ―(作中では葛城酒造の酒蔵が登場しますけどネ)。
御所市は、観光スポットはたくさんありますが、ガヤガヤしている観光地というよりは、静かで、ゆっくりしている雰囲気のエリア、という印象です。
私は奈良のそういうエリアも好きなので、コチラの作品でピックアップされていてウレシイです\( 'ω')/ やっぱメディアを通して奈良を観る場合って定番のエリアが多いですから(定番の場所もスキですが)。
奈良がロケ地の映画って結構あるようなので、
今後いろいろ観ていきたいナ☆彡
※過去に御所市へ訪問した時の写真を少し載せてマス。
→◆「御所市は霜月祭で盛り上がりそう!【2017年11月12日開催】」(2017年11月9日付)
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